令和4年6月24日、日向市議会は第3回定例会を開催した。
審議の中で、重要な財源としての水道料金の改定について議論が行われ、その影響が市民生活に及ぼす懸念も示された。
まず、日程第1では市長提出の報告及び議案が一括審議された。
この中で、特に議案第54号による水道事業の給水条例改正は、市民にとって重要な議題であった。
水道部門では、料金改定に関して24.7%の値上げが提案され、その理由には原材料価格の高騰が挙げられた。
市民生活への影響を懸念する声が上がる中、反対議論も交わされた。
該当する議員、徳永 幸治議員は、特に高齢者世帯への影響を考慮し、「水道料金が市民生活に与える影響は大きい」と強調した。
加えて、請願第8号では、農家支援の強化が求められた。
これは、農業政策に関して農民からの意見を反映させるものであり、全会一致で採択された。
今後も市は農家の声に耳を傾ける姿勢を見せている。
また、マイナンバーカード取得推進事業についても質疑が交わされた。
現在の交付率は44.3%であり、全国平均に近い数字となっているが、さらなる推進策が必要とされている。
その他、審議では文教福祉委員會からの報告も行われた。
この中では、新型コロナウイルスワクチン接種に関連した質疑もあり、収束の見通しを立てながら接種率向上に努めている。
議会は、給水事業の経営改善と市民生活への影響を鑑みながら、今後の対応を検討していく方針を確認した。
討論の結果、報告された議案は原案通り可決されたが、議員たちの意見を反映し、適切な配慮が求められている。