コモンズ

日向市、12月定例会で市長提出議案全23件を審議

日向市の令和5年12月定例会では、市長提出の全23件について活発な質疑が行われ、給与改定や市営住宅改正などが可決された。
記事公開日:
議会開催日:

令和5年12月8日、日向市は定例会を開催し、市長提出の議案について活発な質疑が行われた。

初めに、市長提出議案第82号から第104号までの審議が行われた。これには条例案や決議が含まれ、議員らは質疑を通じて、それぞれの案件についての詳細を確認した。18番の小林隆洋議員は、指定管理者制度についての過去1年間のモニタリングチェックや実地調査の有無を問う質問を行い、日向市の指定管理者制度の改善状況を確認した。

総合政策部長の日高章司氏は、モニタリングチェックシートの分析及び共有が行われ、主な課題としては利用者数の減少回復を挙げた。また、実地調査に関する実施状況についても言及し、年次的な対応が必要であることを強調した。小林議員は、実地調査が未実施の施設の状況を指摘し、改善の必要性を訴えた。

続いて、議案第105号から第113号までの審議が行われた。市長の十屋幸平氏は、議案について提案理由を説明し、特に、職員の給与改定が国家公務員に準じたものであることを強調した。議会内では、給料月額や手当の引上げについての議論が交わされ、賛否が分かれた。賛成派からは「公務員の給与引上げは妥当であり、民間の賃金とバランスを取る必要がある」といった意見が出された一方、反対派からは「市民の生活実態を踏まえた施策が必要」との指摘があった。

特に、議案第88号に関する議論では、入居者資格を拡大する条例の改正についての質疑も行われた。建設部長の古谷政幸氏は、住宅困窮者の増加に対応する必要性を述べ、高齢者や単身世帯への拡大を図る方針を示した。これに伴い、入居率の改善が見込まれるとしつつも、限られた予算の中での実施の難しさについても言及した。

最後に、会議は日向市の防災対策や福祉政策に関する質疑を通じて、地域のサービス向上に向けた施策が議論され、各議案は可決されて次回の議会へと進むことが確認された。議会は市民の生活向上を目指し、引き続き活発な議論を展開する意向を示した。

議会開催日
議会名令和5年12月定例会(第5回)
議事録
タイトルの評価headlineは議会の日程や議案数、審議内容を含んでおり、正確に要点を反映しているため。
説明文の評価descriptionは議会の重要な成果や審議を簡潔に要約しており、文脈に即しているため。
本文の評価main_contentsは会議録データに基づき、重要な議案や質疑を詳述しており、内容の逸脱が見られないため。

宮崎県日向市の最新記事

県北地区の最新記事

五ヶ瀬町延岡市日之影町椎葉村美郷町諸塚村都農町門川町高千穂町 の最新記事です。