令和元年9月,各議員が市の重要課題について議論を交わした。中心テーマとして市長と語るまちづくり座談会に触れ,市民の様々な意見を踏まえた施策の反映が求められた。
特に,座談会参加者の約80%を占める高齢者層からは,自身の意見が市政に反映されることへの期待と,若年層の参加促進が今後の課題として取り上げられた。また,市長は,「今後も参加促進に努める」との意向を表明した。
次に,選挙投票率向上の取り組みについての質疑が展開された。市民からは現行の市民バス路線や運賃支援の利用状況と,具体的な改善策を求める声が挙がる。特に,免許返納者向けのサービス充実を望む意見が強く示された。
さらなる意見交換を行いながら,利用者に寄り添った交通政策が必要であると強調された。また,市民バスの運行体系を見直すことで,より多くの高齢者や交通弱者が支援を受けられるようにする必要があるとの意見もあった。
一方で,行政の証明書交付についても言及があり,周辺部の住民がアクセスに苦労している現状が浮き彫りに。特に,免許返納者が増加する中で,市役所の支所などへのアクセスに課題が残るため,コンビニ等の導入は期待されている。
さらに,日向市の任意予防接種に関する助成制度についても意見が出た。ロタウイルスワクチンの助成を希望する声があり,多くの親がその必要性を感じている現状がある。市は,接種率向上のための方策を再評価し,必要であれば助成制度の見直しも視野に入れるべきではないかとの指摘があった。
今後も,市民の声を踏まえた施策の展開が求められ,市の支援が地域活性化につながることが期待されている。議論の中では,いかに市民の参加を促すかが今後の重要なテーマになりそうだ。