令和6年第1回日向市議会定例会が2月2日に開会し、会期は2月27日までの26日間と決定した。
初日の本会議では、会議録署名議員に友石司議員と日高和広議員が指名された後、会期の決定や市長提出報告、そして議案の審議が行われた。
特に、市長の十屋幸平氏は、今回の定例会において、予算案など数件の市長提出報告を行った。議長である松葉進一氏は開会前に、能登半島で発生した地震でお亡くなりになった方々へ黙祷を捧げる場面も見られた。
市長提出議案第1号の「人権擁護委員候補者の推薦」では、議会は原案通り同意した。人権を尊重する活動の重要性が再確認された形である。また、今後の生活困窮者に対する支援が求められる中、十屋市長は、「市民とともに進む街づくり」を強調した。
また、2月追加補正予算として、物価高騰に苦しむ市民への重点支援として助成金が投入されることも決定した。これに対し、柏田公和議員から支給対象とその金額の妥当性が問われ、福祉部長の藤本一三氏が具体的な説明を行った。
加えて、物流関連の補助金の運用に関しても質問があり、商工観光部長の長友正博氏は、県や団体との連携の支援の重要性を述べた。今後、地域経済や雇用の維持に向けた具体的な施策が期待されている。このような議論を経て議案は全般的に可決し、扶助体制の強化や議案の透明性を高める動きが進められている。