令和元年第3回日向市議会定例会が開催された。会期は6月7日から28日までの22日間と決定され、市長提出の52件の案件が審議対象となった。
市議会では、まず会期の決定が議題にあがった。議会運営委員会の海野誓生議員が経過を報告し、「今回の定例会に提案される議案は、報告9件、条例39件、事件決議1件、補正予算1件の合計52件です。」と述べた。その結果、会期は22日間と一致した。議長の黒木高広が「御異議ありませんか」と呼びかけると、「異議なし」との声が上がった。
次に、日向市の向上に関する重要な議案が審議された。十屋幸平市長は、九州自動車道建設促進など、地域にとって重要な事案についての報告を行った。特に、「日向市中小企業・小規模企業振興基本条例」を通じた地域活性化施策に期待を寄せた。
また、固定資産評価審査委員会の委員について、法定任期満了に伴い選任手続きが行われた。議員らの間では、「税務行政の遂行に貢献していただきたい」との意見が交わされた。特に、黒木孝利氏と梅野美和子氏が新たに選任されたことが報告された。
議案の審議では、様々な条例改正が提案された。特に消費税率の引き上げを受けた条例改正や、介護保険に関する審議が重要視された。柏田武浩健康福祉部長は、「介護保険料の軽減が期待される」と強調した。
さらに、公共サービスの維持・改善に向けた請願も併せて審議されたが、梶木地区における環境問題を解決するための請願は継続審議となった。議員の中で「住環境の保護が求められる」との意見が寄せられた。
今後、一般質問が控えており、市民から寄せられた声に基づく質疑応答が行われる。議会運営委員会では、「市民との対話を重視し、透明性の高い議会であり続けたい」との意向を表明している。全体を通して、地域の発展に向けた議論が続けられている。