令和5年第5回定例会が開催され、議員たちが一般質問を行った。特に黒木英和議員は、地域経済の振興と行政運営について強調した。
黒木議員は、都城市を意識した自治体経営において、日向市がどのように活性化を図るかについて、具体的な戦略を問うた。市長の十屋幸平氏は、地域の強みを活かした産業政策を推進すると述べた。特に、地域に根ざした企業支援の重要性を強調し、港湾工業都市としての発展の可能性を示唆した。
黒木氏は、今後の戦略に関して、産業連関表を作成し、経済効果をデータとして示すべきだという見解を述べた。その上で、市長は、産業振興政策や地元企業の支援を通じた地域の活性化について、具体的な取り組みを進める意向を示した。
さらに、発達障がい児支援の現状についても議論され、高齢者や保護者の負担を軽減させる施策が求められた。特に、医療的ケア児を抱える家族への支援強化や相談窓口の設置について関心が高かった。福祉部の藤本一三部長は、相談支援の充実を図りながら、課題解決に向けた取り組みを進めることを強調した。
また、日向サンパークの温泉施設の復活やドッグランの整備についても質問が挙がり、市長は県との調整を進める意欲を示すと共に、地域資源を活用した観光振興にも言及した。
生活交通インフラ整備に関しても質問があり、中でも幸脇地区の交差点改良やその他市道の改修について、建設部長は現状の課題を説明した。特に交通安全への考慮が不可欠であるとの認識を示した。
発言を通じて、議員たちは市民生活の質を向上させるための施策を求め続け、様々な視点から行政に対し具体的な施策の必要性を訴えた。
今後もこれらのテーマに関して、継続的な議論と施策実行が求められる。