令和5年9月の定例会が開かれ、重要な議題が数多く取り上げられた。
特に財光寺南土地区画整理事業に関しては、市民の期待が高まっている。
この事業は平成5年から進められ、令和10年度の完成を目指している。
現在、家屋移転が96.9%完了しており、残りの工事も順調に進む見込みだ。
事業の目的である「碁石で奏でる憩いのまち」のテーマは今後も継続し、道や公園の整備が重要視されている。
教育問題では、教職員の働き方改革が大きな課題となっている。
教員の時間外勤務時間は、小学校で約33時間、中学校で約56時間に達しており、多くの教師が過重労働に苦しんでいる。
教育長は、教師の業務量の見直しが重要であるとし、業務の一部を他の職員に委譲できる可能性を検討中であると述べた。
また、不登校児童への支援も強調された。
不登校者は年々増加しており、現在のところ市としてもサポート体制を充実させる取り組みを進めている。
特に、スクールソーシャルワーカーの増員に力を入れ、個別の対応を強化している。
安全に関する懸念も表明された。
自転車のヘルメット着用の必要性が認識され、今後、購入支援などの助成金制度の導入が検討されている。さらに、お倉ヶ浜の総合公園入り口に押しボタン式信号機の設置が提案され、交通安全の確保が求められている。
最後に、金ヶ浜園地に関しては、観光資源としての活用が進められており、トイレや水道施設の整備が必要とされている。地域の景観を保つための取り組みが期待される。
総じて、地域の特性を生かした施策が進行しており、各施策の進捗が今後の市民生活を豊かにすることを期待されている。