令和元年6月28日、日向市議会は第3回定例会を開催した。
主な議題には、市長提出の報告および議案が含まれ、合計で50件が一括審議された。特に重要な事案として、消防本部所管の屈折はしご付消防ポンプ自動車の取得議案が挙げられ、慎重な質疑が展開される。
総務政策常任委員会の報告では、特に旧庁舎の解体工事においてコストの見直しが行われ、地下部分の解体を一部省いた結果、約7000万円の減額が実現したと伝えられた。この決定は地元住民への配慮から行われたもので、今後の工事費用の削減に寄与する見込みである。
続いて文教福祉環境常任委員会では、地域の熱中症対策として議論が交わされた。特に、学校のエアコン整備状況についての質疑があり、教育長の今村卓也氏は「子どもたちへの水分補給など、熱中症対策を依頼する」とし、現場の課題に促している。
さらに、請願第1号に関連して、住環境に影響を及ぼす開発行為に対する対応が求められた。委員会では請願内容に慎重な審査が必要と認識され、継続審査となった。請願者の声を吸い上げるため、再度、所管部局との意見交換が求められている。
また、請願第2号については、道路拡幅が求められ、現地調査を行った上で、更なる慎重な審査が必要との判断から、こちらも継続審査となった。特に子供たちの通学路にも関わるため、早期の対応が期待されている。
議案76号の一般会計補正予算についても審議され、プレミアム商品券による消費促進策に疑問が呈されつつ賛成多数で可決。また、選挙管理委員会の委員および補充員も推選され、今後の選挙活動の透明性確保への期待が寄せられた。
最後に、閉会中の調査申し出があり、議員派遣についても異議なく決定されたことが報告された。今後も様々な課題に対して、議会全体で一丸となって取り組む姿勢が示された。