令和4年第4回日向市議会定例会が8月26日から10月4日まで開催される。初日の本会議では、会期の決定及び市長提出の議案65号から81号が審議された。
市長の十二屋幸平氏は、今回提案された各議案の中で新型コロナウイルス感染症への対応を強調。特に、抗原定性検査キットの配布等による感染拡大防止策を紹介した。
また、教育委員会に関連する人事案件も審議された。教育長の任命や新たな教育委員会委員の推薦についても話題に上がった。市長は今村卓也氏の再任に際し、「教育委員会にコロナ対策の取組に期待している」と述べ、教育行政の重要性を訴えた。
人権擁護委員については、足立佳代氏や福島哲二氏などの再任が提案され、人権問題への対応が強調された。具体的には、昨年度の相談件数277件のうち、17件が人権侵犯として法務局で認定されたことが報告された。
さらに、令和4年度の一般会計および特別会計の補正予算に関する議案も可決。これにより、新型コロナウイルスに起因する経済的影響を軽減するための施策が強化される。市民生活を支えるため、補助金制度の導入などの具体的な対策が進められることになった。
次回の会議では、一般質問が行われる予定。市民から寄せられた意見が審議に反映されることが期待されている。