令和元年第6回綾町議会(臨時会)が、7月19日午前10時に開会した。
今回の会議では、人事案件が主な焦点となり、特に副町長の選任について多くの議論が交わされた。
町長の籾田学氏は、空席となった副町長に増田俊男氏を選任したいと提案し、その理由を説明した。
増田氏は、これまでの豊富な行政経験が評価されているが、健康上の問題も抱えていることから、出席議員の間には疑念が生じた。
議員の橋本由里氏は、増田氏を副町長に選任することに反対し、選任するにあたり健康面での不安を強調した。
同氏は、増田氏が議員として十分に活躍できる環境が奪われ、議会や町民に対する責任を果たせていないと述べた。
松本俊二議員も母体の健康問題を挙げ、将来的に健康が悪化した場合のリスクについて懸念を示した。
町長は、増田氏が医師から全力で業務を行えるとの診断を受けたとし、副町長職の重要性を強調した。
また、町民に対して早急な人選の必要性を訴えたが、議会からは不安を抱える議員も多く、反対の意見が多く上がった。
採決の結果、賛成が5票、反対が4票という結果で、増田氏の選任が決定した。
議会は、町民の信頼に応えられるような議会運営が求められているが、ここに緊張感を伴った質疑が行われ、さらなる議会への理解が期待されている。
今後、綾町の副町長としての役割を果たすことになった増田氏が、議員としての経験をも踏まえた働きが求められる。