令和3年第10回綾町議会定例会が、12月22日に行われた。
この会議で多くの議案が採決され、特に重要なのは、各種条例の改正と予算案の可決である。
最初に、議案第66号の公の施設の設置及び管理に関する条例の改正が報告され、湯の谷ヘルスセンターが条例から削除された。文教福祉委員長の橋本由里氏は、地域の意見を反映した活用案を求めた。
次に議案第67号、綾町税条例の改正では、国内居住者に対する扶養親族の適用が見直された。松本俊二議員は、行政上のミスを減らすために全ての条例を見直す必要があると訴えた。
また、議案第68号の国民健康保険条例の改正により、産科医療補償制度の運営が見直され保険料が減額されることになった。特に、出産育児一時金を42万円に保つことが強調された。
国民健康保険税条例の改正も行われ、軽減制度の情報周知が議員から求められた。松本俊二議員は個別の周知徹底が必要と述べ、橋本由里議員は均等割廃止の動きが重要であるとコメントした。
また、議案第70号の下水道条例改正も可決された。この改正は滞納整理を強化することで、児玉信委員長が滞納状況を改善するための措置として肯定的に評価した。
予算案に関して、令和3年度綾町一般会計補正予算が可決され、町民生活に直結する施策が求められた。特に、給与見直しが急務として議論された。
他にも、多くの議案が可決され、各委員会の閉会中の査定及び調査も議題に上った。議長の松浦光宏氏は、出席議員に感謝し、町長にも誠実な説明にお礼を述べた。