令和3年第2回綾町議会定例会が3月24日、綾町役場議場で開催された。
議題には、様々な条例が提案され、特に綾町行政不服審査会条例等の改正が注目されている。
結論として、この条例における行政不服審査の円滑な進行が求められる中、総務委員会の報告を受けて全会一致で可決された。総務委員長の松本俊二氏は、「この改正により、綾町の行政がより透明性を持った運営に繋がることを期待している」と述べた。
さらに、廃棄物減量及び適正処理に関する条例の改正も承認され、行政による新たな規制が強化されることとなる。
こちらについても、松本委員長は制度の必要性を強調し、「住民のご協力を得て、地域を守っていく一助となるだろう」とコメントした。
また、綾町国民健康保険及び介護保険条例の改正も可決された。
福祉に係る支出増加が懸念される中、現役世代に負担がかからないような工夫とその周知が求められる。文教福祉委員長の橋本由里氏は、「国や県の支援を見込みながら、この見直しを行っている」と発言した。
さらに、農業支援に関連する条例や消費税率引き下げを求める意見書に関する請願も審議され、地域の農業政策にとって重要な意義が見出された。請願者から出された意見は、地域経済の復活のためには消費税引き下げが不可欠であるとの声が多く上がり、これに賛同する意見も多かったが、反対意見もあり一筋縄ではいかない状況が続く。