令和3年第8回綾町議会の定例会が、令和3年9月10日に開催された。
この会議では、様々な議案が提出され、関係者による質疑応答が行われた。特に、議案第47号の自然環境保全に関する条例の訂正や、議案第48号、手数料条例の改正が重要な議題として取り上げられた。
町長の籾田 学氏は、「特に議案第47号では、太陽光発電事業との調和についての条例が討議され、その適用範囲に関する重要な変更を説明した。この改正により、設置工事に着手していないプロジェクトには新しい規制が適用されることになる」と述べた。さらに発言を続け、「太陽光を含む再生可能エネルギーの推進が必要であり、綾町としても2050年のカーボンニュートラルを目指している」と強調した。
また、議題の中で特に注目を集めたのは、議案第53号、副町長の選任についての承認に関する議論だった。松本 俊二議員が「新副町長には今後の財政運営に対する明確なビジョンが求められる」と質問したところ、町長は「副町長として、私の考えを理解し、実現してくれる方が必要である」と答えた。更に、松本議員は、副町長候補者に対して、過去の横領事件に関与した経歴を指摘しながら、その責任と今後の展望について問及を続けた。町長は依然としてこの候補者への支持を維持し、町政運営の安定を図る意向を示した。
また、財政面では、一般会計補正予算が第6号と第7号として上程された。これに対して、松本議員は「コロナ禍の影響で住民が困っている中、財政の安定を図ることと並行して、住民への支援策が必要ではないか」と訴え、町長に対して厳しい意見を述べた。