令和3年第8回綾町議会定例会が、2021年9月29日に開催された。主な議題には、太陽光発電事業の条例についてや、手数料条例の改正、農業集落排水施設や下水道条例の改正も含まれる。特に、議案第47号に関する自然環境保全と太陽光発電事業の調和についての議論が注目を集めた。
総務委員会の児玉信総務委員長は、自然環境の保護を背景とした条例の必要性について説明し、以下のように発言した。「綾町では、良好な自然環境を次世代に継承するため、太陽光発電事業との調和を図る必要があります」 と強調した。
また、青木実議員は、「条例制定は早急な対応が求められる」として、1つの事業区域の面積が過剰であるという意見を述べた。彼は「事業区域の面積上限5万平方メートルは広過ぎる。将来的に見直しが必要」と指摘した。
一方、賛成意見として山田由美子議員が見解を述べ、「私たちとしては、自然環境保全と安心な暮らしを目指すエネルギー対策に取り組むべきだ」と述べ、条例可決の必要性を訴えた。
さらに、補正予算関連の議案も議論された。特に、令和3年度の一般会計補正予算については、コロナウイルス感染症対策への資金配分が中心議題となり、賛成意見が多数寄せられた。
また、地方税制度に関する意見書案も提出され、地方財政の充実を求める内容に賛同が集まった。
最終的に議会は、令和3年度の各議案を全て可決した。特に太陽光発電事業の条例は、地域の未来に向けた大きな一歩と位置付けられる。町長は「積極的な施策展開により綾町が住みよい町になることを目指す」との所信を語り、審議を終結した。