令和5年第2回綾町議会が開催された。ここでは、町長の政治姿勢や、町の魅力度向上策について議論が行われた。特に町民の生活の質を保つための施策が主要な議題として取り上げられた。
町長の籾田 学君は、政治姿勢について、事業承継の重要性を強調した。次世代に継承するための取り組みについてはじっくり議論したいと述べた。特に、農林商工分野における事業承継の加速が進んでいる現状を踏まえ、支援についても言及した。
さらに、ユネスコエコパークに登録されていることを背景に、環境保全活動への取り組みも話題となった。町民の参加を促すために、事業計画をより具体的に展開する必要があるとされた。
議会では、綾町の観光促進策についても意見が交わされた。観光案内所の役割については、町長が情報発信を強化する必要があると答えた。地域内の魅力を広く伝えるためには、具体的な施策を実施することが不可欠とされた。
また、介護保険制度については、綾町内のサービス提供の現状と課題についても議論された。介護保険料が高いという町民の声が報告され、この問題への対応も求められた。
町長は、予算編成の際に町民の生活の向上を図り、特に高齢者の支援を強化する方針を示した。これにより、町内の医療や介護サービスをより有効に活用する形で支援していく考えを強調した。
コロナ感染症に関連する事項では、今後の対応についての認識が求められた。5月8日からの5類への引き下げに関して、町長は町民への周知についての考えを述べた。特に高齢者への注意喚起を忘れず、感染予防の重要性を強調した。
今後も綾町には多くの課題が待ち構えている。町長は、地域の一体感を持ちながら、全員が参加できる町づくりを進めていく姿勢を貫くことが大切であると述べた。