令和3年11月18日、綾町議会の臨時会が開催され、議案第65号の令和3年度綾町一般会計補正予算案が審議されることとなった。
今回の補正予算は、総額59億5966万4000円に対し2754万8000円の歳入歳出の追加を行うもので、一般会計の調整を行うことが目的である。この中には、新型コロナウイルスに関連したワクチン接種体制確保事業などが含まれていることが説明された。
町長の籾田学氏は、補正予算案に関連して、新型コロナウイルスワクチン接種体制について具体的な事業計画を示し、今後の進行状況についても言及した。特に、ワクチン接種に係る国庫負担金による支出や、様々な施策の重要性を強調した。
この会議では、議員からの質疑も活発に行われ、特に松本俊二議員からは、自然体験事業を含むユネスコエコパーク関連の詳しい説明が求められた。他にも新規の在宅介護支援事業について、直接的なメリットや周知方法についても質問が投げかけられた。これに対し、福祉保健課長の佐藤光久氏は新たに開始する事業であり、広報を通じて町民への周知を図っていく方針を示した。
補正予算の中には、地域おこしを目指す様々な施策も盛り込まれており、商工振興や子ども支援施策も重要視されている。綾町の今後の発展の鍵となる事業数々に対する慎重な審議が続けられる中、意見交換が行われた。
このように多岐にわたる課題と施策が議会で取り上げられる中、出席議員からは積極的に意見や質問が出され、今後の見通しについての協議が行われた。最終的に、議案第65号は可決され、引き続き町の発展に寄与することが期待される。