令和4年6月13日、綾町議会の定例会が開かれた。ここでは教育長や町長が、町の教育や福祉、農業に関する重要な問題について議論した。
最初に教育長の岩切康郎氏が、新しい教育方針について抱負を述べた。彼は、綾町における教育環境の整備に心を砕いている。特にICT教育の導入について強調し、情報技術を活用して学びを深める方向性が示された。これは子どもたちにとって、未来に向けた大切な一歩として期待されている。
次に、松浦議員が高校生に対する補助について質問した。町長の籾田学氏は、宮崎交通の利用者に対する定期券購入補助を2000年度から実施していることを説明した。さらに、高校生の医療費無償化や住居支援についても言及し、将来的な制度の強化を検討する意向を示した。
また、育英会についても依頼があり、町の奨学制度の改善が求められた。教育長は、特別な事情を考慮した柔軟な制度作りに向けて、他市町と協議していることを明かした。
一方、南俣保育所の統合に向けた話題も浮上した。町長は少人数保育の重要性を認識しつつ、地域住民への影響を考慮した上で丁寧に準備を進めたいと述べた。特に、地域の高齢化が進んでいることから、住民の意見を取り入れながら進める方針を強調した。
今後の防災訓練についても触れられた。今年度は、新たに6つの地区で訓練が予定されている。同時に、災害時における個別の避難計画の必要性も認識され、行政からの具体的な取組みが求められている。