令和4年第9回綾町議会定例会が12月7日に行われた。議員たちは、地域の安全や子育て支援の重要性について意見を交わした。特に、川中キャンプ場の施設や災害ボランティアセンターに関する議論が活発に行われた。
川中キャンプ場については、台風14号の影響で被害が発生したことを受けて、「山田 由美子議員」が管理棟の整備状況や今後の活用方法について質問した。町長の「籾田 学氏」は、給水タンクの破損状況と復旧に向けた取り組みを説明。復旧費用は約300万円と見込まれており、県と協議が進められているとのことだ。「今後は戻し整備計画を策定し、必要な対応を進めていく」と強調した。
さらに、「児玉 信議員」の質問に対して、台風14号による立ち入り制限や非常時の避難所開設についても言及された。「即応の体制をとるための準備」も必要との指摘があった。特に、災害時における電力や水道、交通ルートなどの整備状況に注目が集まり、安全対策の重要性が確認された。
経済的状況についての議論も展開された。「青木 実議員」は、特に農業支援センターの解散やその財務状況について質問。町長は「支援センターの解散後も地域農業の支援は続けていく」と明言した。さらに、綾北川の水質問題についても耳目を集め、規制緩和による環境保全と観光振興の両立が求められた。「適切な浚渫が地元の水質向上に寄与する」ことが強調された。
学校教育に関しては、「岩切 康郎教育長」が小学校の時間割や給食時間の見直しについて回答し、現状と保護者からの意見を踏まえた方向性を示すことになった。それに伴い、地域の教育環境の整備が求められる状況が伺えた。
今後の綾町議会でも、持続可能なまちづくりの一環として、各種施策の進捗状況とその結果についての透明性が求められる。地域住民の意見を反映した施策進行が期待されている。議員たちは、引き続き住民の安心安全を第一に考え、地域の活性化に向けて歩みを進めていくことが求められている。