令和5年3月7日に開催された綾町議会(定例会)では多くの議案が審議された。
特に注目すべきは、綾町個人情報の保護に関する法律施行条例の議論である。橋本由里議員は町民に対する個人情報保護の影響について質疑を行った。これに対して、総務課長の竹下琢郎氏は、国や町で既に保護措置があることを強調しつつ、情報漏えい時の国への報告義務が新たに追加される点が重要であると述べた。
また、議案第4号の綾町公文書開示・個人情報保護審査会条例についての質疑では、松本俊二議員が、新規条例による審査会の統合についての影響を確認した。竹下氏は、これまでの二つの審査会を統合することで、運営がスムーズになる would補償されることを説明した。
さらに、議案第5号の綾町情報公開条例の一部改正についても質疑が相次ぎ、町民に影響は少ないとされるが、増える委託業務や新規の手続きにも注目が集まった。また、橋本議員は、会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の改正についても質問し、フルタイム職員を含めた各職員の待遇改善について意見を述べた。総務課長は、全職員への給与規定の反映が重要であるとし、この改正の意義を強調した。
今会議の中で、新規議案の中でも、町道の認定についての議案や令和5年度予算に関する議案も多く取り上げられた。議事の進行が円滑に行われる中で、各議員は町民への説明責任を果たす意義を再認識しつつ、議案の付託を行った。
最終的に、議案第17号から第24号までの令和5年度関連予算案が各委員会へ付託され、町としての施策・実施計画の評価が求められている。