令和3年第6回綾町議会定例会が開催され、介護保険制度に関する重要な議案が審議された。特に、介護保険条例の改正が議題として取り上げられた。
町長の籾田学氏は、新型コロナウイルス感染症の影響に伴う保険料の減免基準延長について説明した。また、条例改正により、収入が減少した際の介護保険料の減免を2022年3月31日まで延長することが決まった。
議案第35号では、指定居宅介護支援に関する運営基準の一部改正が提案された。これは介護保険事業計画に従ったもので、様々な基準が新たに定められることになった。議員たちからは、実際にどのように事業者が対応するのかの確認が求められた。松本俊二議員は、地域の介護事業者が実際に対応できるのか、その実情を問うた。
また、総合政策課長の松下栄一郎氏は、新型コロナウイルスの影響下での介護サービス保持の重要性を指摘し、感染防止策を徹底することへの取り組みを強調した。松浦光宏議員は、各種介護サービスの実施状況について、指導監督の徹底を求めた。
さらに、県の補助を受けた工事契約の締結についても議論になった。こちらについては、議員から経費削減に関する提案が出され、さらなるコストダウンが求められる状況が続いている。議案第39号で提案された工事請負契約は、町内の業者と結ばれ、地域経済活性化にも寄与することが期待されている。