令和4年第3回土佐市議会定例会が開かれ、議員たちが市の施策について活発な議論を交わした。特に新庁舎の完成に伴い、議員からは市民サービスの質的向上に向けた要望が相次いだ。
特に注目されたのは、戸田宗崇議員が原油価格高騰や肥料価格高騰に対しての対策を求めたことである。地元経済への影響を強調し、現状を踏まえた支援策を求めた。板原市長は、現時点で国や県との連携を強め、独自の支援策の検討を進める考えを伝えた。
また、公共交通についても質問があり、運行状況や新しい交通手段の導入について議論された。合田企画財政課長はドラゴンバスの運行改善に向けた見直しを考慮していると述べた。
人口減少対策についても議員からの発言があり、教育長は適正配置計画の策定が進行中であり、年度末には完成予定であると述べた。同僚議員からは高岡中学校の改築についても質問があり、板原市長は子供たちの学びやすい環境整備の必要性を強調した。
さらに、南海トラフ地震対策や空き家問題も議題に上がり、将来的な施策の重要性が確認された。人口減少と高齢化が進む中、職員に対するメンタルヘルスケアの必要性も強調され、市としても業務環境の改善に力を入れる方針を示した。
このように、土佐市議会では市民の生活に直結する重要な課題が次々と取り上げられ、活発な意見交換が行われた。市の施策が合意形成を目指し、市民サービスの向上に向けて進展することが期待されている。