いの町議会の令和5年第4回定例会が、12月4日午前10時に開会された。
議長の筒井公二氏は、まず会議録署名議員の指名を行い、福井英人氏と森幹夫氏が選ばれる。続けて、浜田孝男議員が、会期日程についての報告を行い、今定例会は12月4日から15日までの12日間と決定した。
今回の定例会で上程される議案は、いの町下水道事業の設置に関し条例議案を含む合計20件となっている。また、諮問案件が2件、報告案件が4件という構成である。
池田牧子町長が議案説明を行い、まず仁淀川水系流域治水プロジェクト2.0について言及した。このプロジェクトは国の河川整備計画と連携し、気候変動を考慮した水害対策を進めるものであり、町としても治水安全度向上のための要望を国に行っていると述べた。
町長はさらに、令和5年度国土交通省国土技術研究会において、仁淀川水系流域治水プロジェクトの先進的な取り組みが評価され、事例発表を行うことが決まったことを報告した。この発表は、全国的に認められた取り組みとして大きな意義を持つ。
続いて、障害者相談支援事業の委託費に係る消費税取扱いに関する誤認についての説明も行った。この事業が地方公共団体情報システム基盤を利用するものであり、国からの通知を受けて適切に対応していることを強調した。
また、議案の中には、人権擁護委員候補者の推薦に関する議案も含まれており、推薦者の素性についても詳細が説明された。今定例会は、特に「いの町下水道事業の設置に関する条例」など生活に密着した内容の議案も多く、地域住民にとって重要な議論がなされるものとなる。これにより、町のインフラ整備や福祉施策が一層充実することが期待されている。
この後、質疑応答が設けられ、議員からの質問が次々となされる方針である。さらなる議論は、今後の合同審査に委ねられ、12月5日からは議案精査も進められる予定だ。