令和5年第4回土佐市議会定例会が12月19日に開催され、議案が一括審議された。
出席議員は14名で、欠席は糸矢幸吉議員のみ。市長の板原啓文氏は、議案の重要性を強調した。議事日程には、議案第2号から第19号までの18件が含まれ、質疑や討論の後、全て満場一致で可決された。特に、教育厚生常任委員長の池宗二郎氏から報告された議案第2号「農業集落排水事業の設置等について」は重要な意味を持つ。
村上信夫議員は、議案第20号に関する物価高騰に対応する施策について質問し、低所得者への具体的な支援策を求めた。これに対し、福祉事務所長の合田尚洋氏は、住民税非課税世帯に対する追加的な支援を示し、対応策についての国からの通知を待つ旨を述べた。
議論の中で、市長は国の経済対策を背景に、追加的に提案された議案第20号と第21号への承認を強く要望。これらの議案は、物価上昇による影響を受けた市民を支援する内容で、特に低所得世帯への給付金が注目されている。
最終的な採決では、全ての議案が原案通り可決され、会議は無事終了した。市長は閉会の挨拶で、今後も市民生活を支える施策を進める意向を示した。
市民は安心して生活できる環境を整えるため、自治体と議会の連携が今後一層求められる。