令和3年12月7日、土佐市議会は第4回定例会を開催した。議題には土佐市内のメガソーラー計画や0歳児保育、ゴミ行政に関する問題が取り上げられた。
特に、宇佐町内に計画されているメガソーラーに対して多くの議員が懸念を表明した。村上信夫議員は、感染症拡大の影響で事業者の説明が十分でない点を指摘し、地元住民へ説明責任を果たすよう強く求めた。市長は、事業者に対し説明を求める意向を示すも、その具体的な内容については未定であると述べた。
また、0歳児保育の入園に関する厳しい状況も報告された。昨年度には、試験的に行っていた地域の高齢者支援が有効に機能していないことが判明。現時点での待機児童は2名で、入所希望者を受け入れる体制の整備が急務であるとの認識が示された。
さらに、ゴミ行政に関する質問も行われた。大森陽子議員は、小サイズの資源ゴミ袋の導入や、特別な事情がある方へのごみの戸別収集、そして生ごみ処理機の助成制度の復活を求めて意見を述べた。市長は、これらのご要望に対して検討を約束しつつ、現状の事業運営が普及を図っていることを強調した。
このように、メガソーラー計画に対する市民の不安が高まる中、市議会は地域に根差した具体的な施策についての議論を続けている。今後の動向に注視が必要とされている。