令和4年第2回土佐市議会定例会が6月6日、土佐市議会議場で開催された。
出席した議員は全15名であり、欠席者はなく、会議は成立した。
議長の森田 邦明氏は開会にあたり、議会運営に関する報告や日程について紹介した。
日程には会期決定などが含まれ、議会運営委員長の戸田 宗崇氏が会期を6月21日までの16日間と決定したと報告した。
この会期中には人事に関連する議案が審議されることが予定されている。
新庁舎建設事業について、市長の板原 啓文氏は進捗率85%を報告した。
現在は内装工事が進行中で、6月末には建物が完成する見込みである。
市長は、地域住民に配慮し安全第一での工事を約束した。
また、新型コロナウイルスワクチンの4回目追加接種についても報告がなされた。
接種対象者には60歳以上の高齢者や基礎疾患を有する人々が含まれる。
接種はこの月から順次実施され、接種券の発送は段階的に行われる予定だ。
土佐市民病院においては、感染症対策に引き続き力を入れており、
過去の実績として、177人の入院患者数と2613件のPCR検査を実施した。
ただし、通常の医療活動への影響は少なくないとされている。
国民健康保険特別会計についても説明があり、厳しい財政状況であることが明らかにされた。
令和3年度の決算は黒字の見込みだが、前年度までの累積赤字もあり、依然として厳しい運営が続く。
その後の一般会計や水道事業、病院事業会計に関する報告も行われ、
新型コロナの影響とそれに伴う施策の必要性が強調された。
各議案はすでに議会運営委員会で審議され、必要な決議が得られたことも報告された。
特に、人事案件に関する議案は全て一致した賛成を得て通過した。
本日はこれで散会となり、次回は6月13日に開催される予定である。