令和3年第2回土佐市議会定例会が6月7日、土佐市議会議場にて開会した。
出席議員は全員の15名が確認され、会議は成立した。
議長の田村隆彦氏が開会の挨拶を行い、日程に入った。
まず、日程第1として会議録署名議員の指名が行われ、1番池宗二郎氏と8番野村昌枝氏が選ばれた。
次に、日程第2として会期決定の件が議題となり、議会運営委員長の戸田宗崇氏が報告。
会期は本日から6月22日までの16日間と定まった。議案第1号や諮問第1号から第3号までが一括で議題となり、市長の提案理由説明が進められた。
市長の板原啓文氏は新型コロナウイルスワクチン接種の進捗状況を報告。65歳以上の市民に対し、接種予約は6700名達成したと述べた。
「接種を希望する全ての方への安全で円滑な実施を目指します」と強調した。
さらに経済対策について、市民への支援を進めていることも発表した。民間事業者への協力金支給は1547万円となり、生計支援を意図した施策を続けているとのこと。
土佐市民病院のコロナ対策についても述べられ、市民の健康と命を守るため、日夜努力を重ねていると報告。
新庁舎の建設工事は進捗が約10%で、免震構造の徹底を引き続き行うことが説明された。
消防指令業務の共同運用協議会の設置についても言及され、新たな消防設備の整備など協働による効率的な業務運用を図ることが示された。
児童教育現場の改善にも取り組んでおり、保育所の安全管理も最優先課題とされている。
会議は約1時間にわたって進行し、最後に議案や報告についての質疑が省略され、採決へと移った。議案第1号は賛成全員で可決された。
この後、会議は休会に入るが、次回は14日に再開し、さらなる議案審議に入る予定である。