令和4年の第3回土佐市議会定例会において、多様な議題が討議された。
主な内容として、原油高騰や肥料高騰対策が挙げられる。戸田宗崇議員は原油及び肥料の高騰が市民生活に与える影響を懸念し、対策の必要性を訴えた。
さらには、人口減少への対応策が重要視されている。戸田議員は観光振興や移住促進の進捗状況について質問し、空き家対策にも言及した。これに対し、所紀光議員は観光事業の魅力を引き出すための取り組みと、移住施策の強化を求めた。特に移住促進が議論の中心となった。
南海トラフ地震への備えについても各議員が関心を示した。戸田議員は事前復興計画の策定状況を確認し、野村昌枝議員は二次避難所や長期避難の対策を問うた。防災対策が市民の安全に直結することから、喫緊の課題として捉えられている。
また、土佐市民病院の新型コロナウイルス対応についても注目された。野村昌枝議員は病院の現状及び救急搬送の課題を指摘し、医療体制の充実を求めた。更に、特別障害者手当制度について大森陽子議員が申請状況や周知方法に疑問を投げかけ、市としての対応が求められた。
最後に、南海地震の影響を受ける地域での防災対策やインボイス制度が優先課題に挙げられた。議会の様々な意見が交わされ、今後の課題解決に向けての協力が必要とされている。議員たちは一丸となって市民の安全と安定した生活の確保へ向けて尽力する意向を示している。