令和5年6月20日に開催された土佐市議会の定例会では、複数の重要な議案が審議された。
議案の一つには、教育委員会教育長の後任人事があり、安岡健二氏が提案された。教育長中内一臣氏の任期満了に伴い、教育行政に精通した安岡氏の任命が求められている。市長の板原啓文氏は「氏の手腕には定評があり、教育長として適任である」と述べ、議会の同意を期待した。
このほか、特殊勤務手当に関する条例や税条例の一部改正も提案され、いずれも満場一致で可決。特に、一般会計補正予算については複数の常任委員会から原案可決が報告された。議案第7号、国民健康保険特別会計に関しては、村上信夫議員が反対を表明した。彼は障害者や高齢者に対する懸念を強調し、健保証明書の廃止について疑念を呈した。
議決された議案の中には、複数の専決処分に関する報告も含まれており、満場一致で承認された。特に、令和4年度の補正予算に関する議案は重要で、決議により全て可決されたことが確認された。さらに、議長からは今後の三者協議に関する案内があり、扱われるテーマには特に南風の問題が含まれると発表された。
最後に、市長は議会に対して謝辞を述べ、ありのままの状況を把握し、議員の意見に耳を傾ける姿勢を強調。議会の協力が市政運営に不可欠であるとし、今後も意見交換を続けたい意向を示した。土佐市にとって、今議会は市民生活に直結する決定がなされた重要な機会であった。