令和2年第2回土佐市議会臨時会が開催された。
出席議員は13名であり、議長の田村隆彦氏が開会を宣言した。今回の会議では、議案に関して重要な諸報告が行われた。議会運営委員会の戸田宗崇委員長からの報告によれば、今期臨時会の会期は1日間と定められ、議案の審議に際しては委員会付託を省略し、本会議形式での審議を行うことが確認された。
今回提案された議案には、令和2年度土佐市一般会計補正予算や特別会計補正予算が含まれており、特に新型コロナウイルスに対応するための各種施策が計上されている。板原啓文市長はこれらの議案の説明において、7月20日現在で特別定額給付金が12,601世帯に支給され、申請率は99.36%に達していると述べた。
特別定額給付金の給付に関して、大森陽子議員はプロセスの迅速さと市の対応を称賛し、過去にはオンライン申請も検討されていたが、現在の書類手続きの方法が重要であると指摘した。
また、議案第1号である一般会計補正予算は、コロナ禍において市民生活支援のために重要な役割を果たすことが期待されている。予算の中には小中学校の給食費全額免除や、コロナ対応に向けた感染予防対策が盛り込まれているが、議員の一部はその内容について疑問を抱いていることも見て取れた。特に、事業者への応援給付金については様々な意見が出ており、給付対象者の拡充や明確な基準の設定が求められている。
会議終了時には、田村議長が市長と議員に感謝を述べ、今後のコロナウイルス感染症への対応に関しても議員の理解と協力を求めた。今回は特に市民の不安を少しでも和らげる施策が重要視されており、今後もさまざまな施策の実施が期待される。