令和4年9月14日、土佐市議会定例会が開催された。
出席議員は全員出席し、議案第1号から第10号、認定第1号から第12号までを一括議題とした。議案に対する質疑や一般質問が続いた。
特に焦点となったのは新庁舎建設と掲揚台の活用についてである。糸矢幸吉議員は新議場に国旗と市旗が新たに設置されたことを評価しつつ、秋の全国交通安全運動期間中に交通安全をテーマにした旗を掲揚する提案をした。さらに、友好都市からの市旗の掲揚や土佐市のシンボルマークの活用についても意見を述べた。
次に、自治会掲示板の状況についても言及された。糸矢議員は掲示板が老朽化しており管理が不十分であると指摘した。これに対し、片山総務課長は現在103か所の掲示板について、使用可能なものと修繕が必要なものの調査を行い、必要に応じて修繕を進める考えを示した。
また、市指定文化財の保護の重要性についても議論された。糸矢議員は特に土佐市指定の絵馬が劣化している点を指摘し、文化財保護のための具体的な取り組みを求めた。これに対し、合田生涯学習課長は 文化財保護についての現状を説明し、今後の改善策について専門機関と連携して検討すると述べた。
火葬場建設についても質疑があった。糸矢議員は市長に対し、市民の期待が高まっている中、進捗状況について尋ねた。板原啓文市長は場所の選定や財源の課題があるとしながらも、引き続き勉強会を通じて検討を進める意向を示した。
さらに、市長は土佐市の重要課題について命の安全、暮らしの安心、将来の安心といった柱を掲げ、それに向けた取り組みを継続する考えを述べた。議会側からも、地域の結びつきを強化し市民の意見を反映させる姿勢が強調された。
本日の会議は全ての質疑が終結し、議案は各常任委員会に付託されることとなった。次回の本会議は9月21日に開催される予定である。