令和元年第3回土佐市議会定例会が、9月18日に開催された。
市議会では、議案第2号から第19号まで、及び認定第1号から第11号までの29件を一括で審議した。
各常任委員会からの報告では、議案第3号や第4号など、複数の議案が満場一致で可決されたことが伝えられた。
特に、総務産業建設常任委員会の森田 邦明委員長は、土佐市印鑑条例の一部改正等に関する議案について、満場一致での可決を強調した。
一方、午前中の会議では、複合文化施設のこけら落としに関する予算について、浜田 太蔵議員が強く反対を表明した。彼は、250万円の補助金が演歌歌手のコンサートに使用されることに疑問を呈し、施設の目的と整合性がないと指摘した。
「この演歌歌手の公演が複合文化施設の目的と意味に沿わない」とし、未来への意義を問いかけた。彼の意見に賛同する議員もおり、大森 陽子議員も同様に反対討論を行った。昨年の建設経緯や予算の執行に対する透明性が問われる中、今後の運営に対しても懸念が示された。
また、市議第1号と第2号に関する意見書も可決された。これにより、今後の土佐市の法整備や地域財政の充実が期待される。議長の戸田 宗崇氏は、全議案が可決されることを感謝し、今後も市民との対話強化を約束した。
最後に、板原 啓文市長が市議会に感謝の意を表し、今後の市政運営に対する意気込みを語った。市民に夢のある土佐市づくりを目指し、引き続き市議会との連携を強化していくことが約束された。
よって、令和元年第3回土佐市議会定例会は無事に閉会した。