令和4年第2回土佐市議会臨時会が5月9日に開会した。
最初に議長選挙が実施され、森田 邦明氏が議長に選出された。この選挙では、出席議員全14名のうち有効投票は14票、そのうち森田氏が13票、大森 陽子氏が1票を得た。森田氏が議長として就任する際、その責任の重さを感じ、執行部との透明性のある関係を維持すると強調した。
続いて副議長選挙が行われ、中田 勝利氏が副議長に選出された。中田氏は、議長をしっかりと支えて山積する課題に取り組む意向を示した。このように新たに選任された正副議長が議会運営をリードすることになった。
次に、各議席の指定が行われた。議員たちは指定された議席に整列し、議会の円滑な運営が実現した。
この臨時会の会期は1日と決定され、以降複数の重要議案が審議された。中でも、「土佐市監査委員の選任について」や「新型コロナウイルス感染症の影響を受けたものに対する市税等の減免に関する条例の一部改正」が注目された。市長の板原 啓文氏は、これらの議案に対する説明を行い、特に新型コロナウイルスによる影響を踏まえた市税の減免措置について強調した。
加えて、土佐市立保育所・小中学校統廃合等審議会についても報告があり、今後の教育環境に関する具体的な方針が議論された。市の教育課題に対する取り組みが引き続き求められるなか、議員たちは積極的な意見を展開した。
最終的に全ての議案が可決され、臨時会は閉会に至った。特に教育環境の改善と新型コロナに関連する税制の見直しは、市政にとって重要なテーマとして今後も注視されることが期待される。議会閉会後、板原市長は生活支援や教育環境の改善に対する計画を再確認し、今後の取り組みに意欲を見せている。