令和3年第4回土佐市議会において、多岐にわたる質問が行われた。特に、宇佐地区の太陽光発電施設とその関連質問が注目される。
浜田太蔵議員は、宇佐地区の太陽光発電施設の問題点について議論した。この施設に関しては、地権者と地域住民の関与が重要であると指摘され、開発許可に関する情報に対する透明性が求められた。同議員は「県の林地開発許可を拒否できない」との根拠を細かく問い、交渉の立場についても言及した。また、宇佐地区の高台建設とそれに伴う保育園統廃合の問題点も提起され、地域の合意形成に向けた施策が求められた。
さらに、山脇義英議員はコロナウイルスワクチンの接種促進について言及した。「3回目接種が鍵を握る」との認識を示し、市民への情報提供の強化が必要と訴えた。市民と行政の双方向配信サービスに関しても、新たな取り組みが求められ、迅速な情報共有の重要性が再確認された。
野村昌枝議員は、改良住宅や小規模多機能型居宅介護施設の必要性について意見を述べた。地域包括ケアシステムの構築を進める中で、これら施設の拡充が求められる状況となっている。アサリの再生や、国道56号線の照明設置など、地域の安全性向上にも触れた。
他にも、糸矢幸吉議員が新庁舎建設に関する詳細な質問を行い、職員の快適な働き環境の確保や、行政経費の見直しが議題に上がった。さまざまな視点から議論が展開され、土佐市の地域づくりへの取り組みが浮き彫りとなった。