令和3年第1回土佐市議会定例会が開催され、議員らが多岐にわたる質問を行った。
まず、江渕土佐生議員は土佐市の現状と将来像について触れ、地域の未来に向けた取り組みを求めた。続いて、浜田太蔵議員がドラゴン広場の利活用を考察し、コロナ禍による土佐市経済への影響と南海地震対策に関する到達点を議論した。特に、「経済復興に向けた具体的な施策が求められる」と強調した。
戸田宗崇議員は地域おこし協力隊についての報告を求め、これまでの成果と今後の受け入れ方針について議論。特に、「地域に根付くための定住者数の拡大が重要である」と述べ、積極的な受け入れを促した。
また、南海トラフ地震に備えた防災・減災対策については、具体的な避難所の建設状況や高台移転整備が重要なテーマであることが話題に挙がった。中田勝利議員も新型コロナウイルスワクチン接種に関して、市は計画的に対応していると述べ、今後の進展を期待した。
さらに、山脇義英議員はコミュニティセンターの設置に対し、住民からのニーズをくみ取る必要性を訴えた。村上信夫議員は感染症対策や国民健康保険の減免制度に質問し、市民の健康を守るための取り組みの強化を訴えた。
大森陽子議員は社会福祉事業団職員の処遇改善の重要性を訴え、福祉医療制度の活用を広める施策を提案した。これに対して、具体的な数字を示したデータも求められ、透明性が重視されていることが際立った。
最後に、野村昌枝議員は地域の歴史教育や市の遺産に関する取り組みについて話題を提供し、市民の文化資源としての活用を提案した。このように、土佐市議会は多彩な議題に対し積極的な意見交換が行われ、地域の課題解決に向けての意識が高まっている。