令和3年9月13日、土佐市議会は、特定教育・保育施設および地域型保育事業に関する条例の改正を議題とした。市長の板原啓文氏は、条例改正の必要性を強調し、誤表記の訂正を述べた。今議会での意見は特に、コロナ禍における小中学校の対応に集中した。特に中田勝利議員は、「コロナ感染症対策について」質問し、学校での感染防止の取り組みを求めた。
教育長の中内一臣氏は、日常的な感染予防としてマスクの着用や手洗いを徹底していると述べ、従来の行事の中止も言及した。一方、市教育長は、教育現場で感染症対策に苦慮している状況を語った。さらに、図書消毒機の設置について、中田議員は、他市の成功事例を紹介し、土佐市にも導入を求めた。生涯学習課長の合田尚洋氏は、導入に傾きつつあるとした。
また、浜田太蔵議員は、文化財と観光振興についても触れ、史跡保護の必要性を強調し、市の取り組みに期待を寄せた。教育委員会や生涯学習課の協力を促し、地域の観光資源を最大限活用する必要性を述べた。
さらに、宇佐保育園の高台移転の問題にも議論が及んだ。市長は、地域の意見を大切にしつつ、進行中の計画の詳細を説明した。議事の中では、保育所の状況と連携についても言及され、今後の児童教育の在り方に関する意見が集まりました。
議会の閉会に際しては、各議員から、地域住民の意見を反映した施策を強化し、未来の子どもたちのために最適な環境を整えていくことが重要であるとの意見が多く聞かれた。国の方針と連動しながら、地域の声を拾い上げ、まちづくりに活かしていく姿勢が見受けられた。