令和4年第1回土佐市議会臨時会が開催された。市長の板原啓文氏が新型コロナウイルスワクチンの3回目接種について報告した。
オミクロン株による第6波が続く中、感染拡大が懸念されている。市では、感染防止対策として3回目のワクチン接種を進めており、医療従事者、高齢者施設利用者への接種が完了した。2月からは高齢者全般への接種が開始される。
接種間隔が短縮され、65歳以上の高齢者には原則7か月、65歳未満は3月から7か月ごとに接種可能となる。市は、予約制度を整え、聴覚障害者への配慮も行っていると述べた。
また、令和3年度の一般会計補正予算に議案が提案された。主な内容は、新型コロナウイルスに対応する臨時交付金の活用である。この補正予算には、住民税非課税世帯への10万円支給も含まれており、今後の支給に向けた周知が求められる。マスコミで問題にされている検査薬については、土佐市では入手可能と説明された。
議論の中で、配付を省略することに関しても、議員から異論は出ず、全員一致で議案は可決された。市長は今後もワクチン接種や支援策の円滑な実施を訴え、迅速な対応を約束した。参加議員は業務運営に関する報告を受け、皆が連携して市民の安心を守る必要性を強調した。
市長は、市民生活や経済への影響を考慮し、状況を見つつ適切な施策を講じると表明した。議会は今後も市民の不安を和らげ、安心な生活を実現するため努力していく。