令和2年第4回土佐市議会定例会が開催され、議員たちが様々な課題について質問を行った。議会では、病院事業や消防運用に関する議案を含む多彩なテーマが挙げられた。
中田勝利議員は、土佐市病院事業の設置に関する条例改正について質問をし、その必要性を訴えた。また、同議員は消防指令業務の共同運用協議会設置についても言及した。これにより、地域の安全性向上に寄与することを期待している。
続いて、山脇義英議員はがん検診について質問し、現在の受診率と要精密検査率について深掘りした。受診率向上策が急務であることが強調され、提案が期待されている。広報に関しても全編カラー化を進める意向を示した。
大森陽子議員は市民病院の外来患者対応について提言し、特に末期患者に対する受け入れ態勢の重要性を痛感した。また、コロナ禍における固定資産税の減免措置の周知が必要であると指摘し、市民への支援体制の整備が求められる。
池宗二郎議員は鳥獣被害問題に触れ、被害対策の強化を訴えた。この問題は部落全体で取り組む重要性を確認した。
村上信夫議員は防災行政無線のデジタル化と、難聴者や視覚障がい者への配慮について具体的な対応を求める声を上げた。高齢者福祉や介護保険についても詳細な説明が要求された。
宇佐地区公共施設の高台移転事業の進捗について野村昌枝議員が質問し、タイムスケジュールを確認した。災害対策の一環として、早急な対応が望まれる。
天然資源の保護や持続可能な社会の実現に向け、議員たちは多岐にわたる質問を行い、今後の対策と市民への説明責任を果たす必要性が再確認された。