令和2年3月、坂出市議会が開会し、多くの議案が提案された。
議長の村井孝彦氏は、会議の冒頭で新型コロナウイルスによる影響に対する哀悼の意を表した。また、市民の健康と安全を守るために、感染拡大を防ぐ努力が求められている。
会期は本日から3月24日までの22日間と決定された後、諸般の報告が行われた。
坂出市の綾宏市長は、施政方針において新型コロナウイルスへの対応を強調し、公共施設の利用制限や、市立小中学校の臨時休業を決定したことを報告した。市民には感染予防策の徹底を求めた。
市長は、東京2020オリンピックに向け、市内での聖火リレーの開催や、ホストタウンとしての役割を果たすことに期待を寄せた。
また、坂出市の将来像を描くための新たな取り組みとして、都市計画マスタープランや立地適正化計画の実施が強調された。特に人口減少に対応するため、地域での自立した活動を促進する重要性が述べられた。これに関連し、地域づくりを巡る市民の協力が不可欠であるとした。
施策の一環として、公共施設の適正管理に向けた基金の設置が提案され、特に高齢化社会に向けた街づくりが求められている。
市長はまた、企業誘致や中小企業支援の重要性に触れ、地域の競争力を高める施策を進めていくことを約束した。特に、新年度には企業誘致部門が再編され、企業の中長期的な発展につながる施策を展開する方針を示した。
今後の課題としては、環境保全、交通安全、災害対策の強化が挙げられ、市民の健康づくりへの取り組みも重要視された。
坂出市では、公共交通機関や地域交通の充実を図るとともに、環境保全に向けた施策がさらに強化される。市では健幸マップや健康遊具の設置などを通じて、健康寿命の延伸や市民の生活の質の向上を図る取り組みを進める予定である。
市の経済基盤強化に向けた施策が次々に提案されており、市民参加型のまちづくりが進む中、持続可能な地域社会の形成が期待されている。