令和6年第2回高松市議会臨時会が、5月15日に開会した。
出席した議員は38名で、議長の白石義人氏が辞職し、新たに大見昌弘氏が議長に選任されることが決定した。大見氏は就任挨拶で、今後の市政運営の重要性と課題に対応する必要性を強調した。
特に、今後の高松市においては、人口減少、少子高齢化、自然災害に対する対策など、数多くの課題が山積している。大見議長は、「市民が安心して暮らせる地域をつくるため、議会でも真摯に取り組む必要がある」と述べた。
また、議会では常任委員と議会運営委員の選任が行われ、その結果が報告された。各常任委員会の委員長も決定され、議会運営の円滑化が図られることとなった。
さらに、大西秀人市長から、専決処分に関する議案説明が行われた。議案第59号では市税条例の改正が、議案第60号では固定資産税の課税免除条例の修正が議案として上程された。
これに対して岡田まなみ氏が討論を行い、物価高騰への対策として定額減税の必要性や、対象外とされる事業専従者への対応について警鐘を鳴らした。市民からの強い要望があることを訴え、早急な対応を求めた。
議案第59号から第61号までの専決処分は承認され、続いて議案第62号及び第63号の監査委員選任案も賛成多数で可決された。さらに香川県広域水道企業団議会議員の選挙が行われ、春田敬司君が新たに選出された。
今回の臨時会では、重要な議題がスムーズに審議され、すべての議案が可決された。議事は午前11時48分に閉会し、今後の高松市議会の活性化と市民生活への影響が期待される。