コモンズ

高松市議会、令和5年度補正予算を一括可決

3月25日に開かれた高松市議会で、令和5年度の補正予算案が一括で可決された。
記事公開日:
議会開催日:

令和6年第1回高松市議会定例会が3月25日に開かれ、主要な議案が審議された。

特に、令和5年度高松市一般会計補正予算についての議論が目立つ。議案第44号には、物価高騰に対応した歳出の増額が含まれており、総務常任副委員長の斉藤修氏は「老朽化市有施設の改修に資するため、補正が必要」と強調した。

この補正予算の中で、特に注目を集めたのが、犬猫保護施設整備や次期ごみ処理施設整備に関する費用である。藤沢やよい議員は、犬猫一時保管施設が不要であることを主張し、「殺処分ゼロを目指す取り組みを進めるべき」と訴えた。また、次期ごみ処理施設についても、「収益の安定を図るために施設の集約は危険」と反対の意見を述べた。

教育民生常任副委員長の春田敬司氏は、児童福祉や医療関連の予算も確保する重要性を示した。特に、学校給食費など今後の物価高騰に備えた調整が必要であると主張。また、議案第55号と第56号に関しても、人事案件の選任が採決にかけられ、共に可決されたが、議会内での質疑は行われなかった。

一方、経済環境常任副委員長の住谷篤志氏も、林業や農林水産業への支援を求めており、「財源の確保が必要不可欠」と強調した。議案第48号や第49号において、競輪事業特別会計の補正も行われ、これについては依然として賛否が分かれた。

今回の会議で可決された補正予算には、市民の日常生活に関わる重要な議案が多く含まれている。続いて、医療や福祉に関する予算も含め、さらなる議論と確認が必要であろう。議長は、議会全体の意見として「市民の福祉の向上を目指す必要がある」と訴えた。

最後に、全体的な流れとして、今後の市の施策や発展に対する議員の意識の高まりが伺えた。市長の大西秀人氏は、地方の現状を踏まえた発言を行い、「地域の課題に対して真摯に取り組む」と述べた。議会の運営や施策の対象として、未来に向けた期待が寄せられる中、議論は続いていくことが予想される。

議会開催日
議会名令和6年第1回高松市議会定例会
議事録
タイトルの評価headlineは会議録の主要議案内容に基づき、補正予算の可決に焦点を合わせており適切である。
説明文の評価descriptionは会議の概要を簡潔に示しており、議事の重要性を反映している。
本文の評価main_contentsは会議録の内容を網羅しており、重要な議題と発言を取り上げている。

高松市周辺地区の最新記事

三木町坂出市直島町綾川町 の最新記事です。