令和元年第5回丸亀市議会12月定例会が12月19日に開催され、出席議員24名が議論に参加した。
本会議では、議案の審議が行われ、特に令和元年度丸亀市一般会計補正予算に関する議案第70号が議論の焦点となった。教育民生委員会の横田隼人委員長は、議案第70号を含む関連議案が原案通り可決されたことを報告した。横田委員長は、健康福祉部の議案に関して、デイサービス利用者の減少と若者利用者の増加に見られる施設の今後の役割について、検討が必要であると指摘した。
また、こども未来部に関する議案の中で、児童センターの指定管理料の算定方法について明らかにされ、理事者は約1,083万円と529万円の内訳を説明した。更には、教育部に関する議案では、図書館業務の市長部局への移管についても質疑が交わされ、理事者は県内の図書館運営のあり方を議論していく必要があると述べた。
さらに、議案第79号と議案第81号では、議会及び市長等の給与に関する条例の改正が提案され、反対討論も行われた。日本共産党の中谷真裕美氏は、図書館の市長部局への移管が教育機関としての役割を損なう可能性があるとし、その必要性を疑問視した。議案第1号の定数条例改正についても、住民の声を反映するために定数を減少させることへの反対意見が出され、議会における議論の重要性が強調された。
議会の最終日程で行われた議員派遣についても説明があり、各議員が必要な研修や視察を行う意義が示された。議会の円滑な運営と市民サービスの向上が期待される中、本年の定例会は各議案の可決により終了した。