令和2年第5回丸亀市議会9月定例会が開催され、ボートレースまるがめの現状と今後の取り組みについて議論が交わされた。
今回の会議では、ボートレース事業が新型コロナウイルスの影響を受けた中での売上や入場者数の状況、今後の施策が中心となった。特に、ボートレースまるがめでは、無観客レースからの復帰にあたり、様々な感染対策を講じている。ボートレース事業管理者の大林諭氏は、感染防止のための具体策を述べ、入場者数を2,000人に制限し、無観客からの移行を図りつつあるとした。さらに、オンラインでのイベントも積極的に実施しており、電話投票売上が増加していることが報告された。
また、秋に予定されているGⅠ京極賞は、入場制限の下で実施され、イベントは簡素化されるが、引き続きボートレースの魅力を発信していく意向が示された。特に、視聴者に対するデジタルプラットフォームの活用が重要視されている。
さらに、参加者からは、フードコートでのキャッシュレス決済が進むべきとの提案がなされ、Bカードの利用拡大が期待される。自動券売機の導入によって、現金取引による感染リスクを軽減し、ユーザーに利便性を提供すべきだとの声も上がった。
ボートレース事業が提供するサービスの充実が求められる中で、地域との連携や新たなビジネスモデルの構築が必要であると改めて確認された。市民の安全を考慮しつつ、感染症対策をしっかり行いながら、ボートレースの活性化と地域経済への寄与が期待されている。