令和4年第2回丸亀市議会の総括質疑が行われ、さまざまな課題に対する市長や教育長の見解が示された。
最初に、子ども食堂についての質疑があり、議員からは市内での子ども食堂の運営状況について質問がなされた。
丸亀市では現在5か所の子ども食堂が運営されており、いずれも地域の有志団体やNPO法人が活動の中心となっている。
「多くの人に周知が難しい」との声も上がる中、今後も地域での支援体制を整えていく方針が示された。特に、食事を通じた交流の場が地域の子どもたちの居場所を育むことが期待されている。
次に、ゼロカーボンシティ推進に関する説明があり、新年度からゼロカーボン推進室の設置が決定され、脱炭素社会に向けた具体的な施策が提示された。市長は「全庁的な取り組みを進める」と強調し、市民にも協力を呼びかけた。議員からは、地元の自然や地域特性を活用した施策の重要性が指摘され、さらなる積極的取り組みを求める声が上がった。
防災に関する議論では、フェーズフリーの概念が紹介され、日常から非常時にかけての連携を深める考え方が重要とされた。また、コミュニティ・タイムラインの作成促進が求められ、地域単位での防災行動の明確化へ向けた取り組みが期待された。