令和4年第5回丸亀市議会9月定例会では、複数の議案や請願が審議された。特に注目を集めたのは、新型コロナウイルス感染症に関連する議論だ。
議案第70号から91号までの中で、新型コロナウイルスへの対応が議題として挙げられた。感染状況が急変し、特に高齢者介護施設における感染者が増える中、松永恭二市長は、リスクマネジメントの重要性を強調した。具体的には、高齢者施設における感染防止対策の強化が求められる。
教育民生委員会の三宅真弓委員長は、感染症対策としての予防措置と、それに伴うサポートの充実を訴えた。「新型コロナウイルスの感染拡大に対処するため、日常の業務や訓練が重要です」と述べた。また、感染症対策の一環として、ノーリフティングケアの推進も提案された。これは、介護者の身体的負担軽減を図りつつ、質の高い介護を提供するための新たな取り組みだ。他の議員もこの取り組みに賛同し、福祉用具の助成などのサポートを求めた。
感染者が急増した第7波において、松永市長は「市の医療機関と連携し、迅速に感染症対策を進める」と改めて確認した。特に、自宅療養者に対する支援が拡大する見込みで、人手不足が続く中、支援が必要な方々に適切に届くよう努める意向が示された。自宅療養者支援セットの配付は35セットに上るとされ、需要に応じた支援を行っている。市は今後も、感染が広がらないよう健康管理を徹底していくことを約束した。
国の方針の変更に伴い、自宅療養者の生活支援が求められる。市としても「家族状況等の判断に基づいて支援を行う」としており、特に支援の要が緊急であることを強調した。次回の議会でも、コロナウイルス感染症に関する議論がさらに深まることが期待されている。