丸亀市議会では、官民協働や市民活動の拠点である「マルタス」に関する議論が行われた。市民活動の重要性が認識される中、マルタスの役割が問われている。市民生活部長の田中壽紀氏は、70を超える協働推進事業があることを説明。日常生活に根ざした市民活動の促進が求められるとした。また、市町の役割についてもふれられ、市民活動団体との連携を本道と続けていく方針が示された。
次に、自転車活用推進計画に関する質問が上がった。観光の振興を重視し、自転車を利用した新たな観光コースを設けることが市の施策として紹介された。市立図書館では、利用者のニーズを受けて本年度、電子図書の導入を検討中であり、現時点で具体的な導入方法は定まっていないものの、ニーズへの対応を進める姿勢が見えた。
さらに、情報政策においても市民活動や官民協働における重要性が強調された。議員たちは、官民連携による事業が市の持続可能な発展に寄与するとの認識を示し、市長のリーダーシップが求められると指摘された。 市の施策は市民と連携し一体的に進められる必要があり、その実現に向けた年度ごとの明確な成果を持つことが求められている。
その一方で、高松市や三豊市の事例を踏まえ、自転車による地域振興やアドバイザー制度の活用が期待され、市民の賢明な生活のための支援が続けられなければならないことが再確認された。また、行政と市民が一緒に課題を解決していく姿勢が今後も重要視されるとの声も上がった。