令和元年第3回丸亀市議会6月定例会が開催された。
本定例会では、議案第38号から第47号までの質疑が行われた。
特に注目されたのは、令和元年度丸亀市一般会計補正予算に関する議論である。
中谷真裕美議員は、令和元年度丸亀市一般会計補正予算に関する質疑を行い、特に備讃諸島日本遺産推進事業の意義に注目した。
同議員はこの事業に1,430万円が計上されていることを挙げ、日本遺産として認定された背景と本市のアプローチについて質問を投げかけた。
それに対し、生活環境部長の小山隆史氏は、同事業の担当は市民活動推進課であり、地域の特色を生かしながら進めていく旨を答弁した。
また、離島情報通信基盤整備事業に関する質疑もあった。
中谷議員は、民設民営から公設民営に変更することによる影響や、今後のスケジュール、利用料金について具体的な質問を行った。
小山氏は、施設整備後の管理運営について、市が施設を貸し出し、加入料金が高くならないように運営補助も考慮する意向を示した。
このスケジュールの整備は来年4月からサービス開始を見込んでいる。
さらに、農村地域防災減災事業費についての質問もあり、これに関連し、浸水想定区域図を作成することで防災重点ため池の再選定を進めていくという方針が示された。
氾濫リスクに対する対策が緊急であるとの認識があり、できる限り早期に進める必要があるという意見が求められた。
全体として、議案第38号から第47号までの議論は、丸亀市の地域資源を生かしつつ、災害対策や観光振興に向けた施策を進める重要な機会となった。
各議案は常任委員会に付託され、今後さらに詳しい審議が期待される。
今後の委員会開催は、6月6日から順次行われる予定である。