令和5年9月12日、丸亀市議会は9月定例会を開会し、さまざまな議案について審議した。
特に注目されたのは、令和5年度丸亀市一般会計補正予算(第4号)に関する議案である。予算内訳の一部には、学校体育館の空調設備導入を検討する予算が盛り込まれている。最近の猛暑を受け、子供たちが安全に運動できる環境を提供する必要性が高まっている。
教育部長の窪田徹也氏は、今後の設置に向けた検討を進める旨を表明した。さらに、今月の議会では、議員からも「空調設備は子供たちの健康を守るために必須だ」との意見が相次いだ。特に、体育館における空調管理の重要性が強調されている。
次に雨水貯留施設に関する議論も活発に進められた。最近の異常気象を踏まえ、公共施設を利用して雨水を貯留する施設の必要性が再認識され、部長の伊藤秀俊氏は「ため池の活用に関し、行政が対応するための検討を進めていく」と発言した。これにより、地域全体の洪水リスク軽減に寄与することが期待される。
現在、丸亀市には450か所のため池が存在し、これらを雨水貯留の手段として活用端する意義が大いにある。具体的には、市民や農家からの理解を得ながら、これらの池を雨水貯留池として使用する計画を策定し、取り組みを進める。
一方、ボートレースまるがめに関する報告も行われ、ダイナミックな施設改修や新しい取り組みが進行中であることが明らかとなった。特に、ナイター照明のLED化により、年間の経費削減が約1200万円見込まれるとのことで、持続可能な運営の一環として期待が寄せられている。
また、今年度よりボートレースメモリアルが開催される見込みも話題となり、過去の実績を踏まえた売上目標も設定されている。大林諭事業管理者は、約180億円の売上を目指しており、イベント開催が地域経済活性化につながることが期待されている。
さらに、丸亀市の男女共同参画の促進にも力が入れられている。市長の松永恭二氏は、地元のリーダーシップを強化し、女性の権利向上に向けた取り組みを推進する方針を示した。