令和2年第1回丸亀市議会が3月3日に開催され、様々な議題が取り上げられた。特に注目されたのはひとり親家庭に対する養育費の保証や、保育士確保策、再生可能エネルギー導入促進施策、そしてラグビー教室の開催についての報告である。その中でも、特に注目されるのはひとり親家庭の支援策についての検討である。
ひとり親家庭における養育費確保の問題は、経済的安定を図るためにも重要である。今年の調査により、養育費の支払いができていない世帯が多く、特に母親のみで生活する世帯が大きな影響を受けている。市はこの課題に対し、専門家と連携し、いかに行政として支援を行うかを検討する方向性を示した。
また、保育士確保に関して、市全体での協力体制を強化する必要があるとの意見も出た。新年度から住宅用蓄電システム設置への補助金が導入され、適切な補助が行われる予定であるが、その周知方法が重要である。市は地域や市民に対する周知活動を強化するとともに、情報提供を充実させると答えた。
再生可能エネルギーの普及拡大に向けても、公共施設への蓄電システムの導入促進が提案された。特に新しいコミュニティセンターには災害時に役立つための設備が必要であることから、市のすべき施策として期待されている。これら施策の実施について、住民の理解を得ながら進められることが望まれる。
ラグビーの普及活動に関する取組として、来るオリンピックに向けて地域住民や子供たちが触れ合う機会をつくるための取り組みも今後重要である。市は地域の特性を生かしたイベントを企画し、子供たちのスポーツへの関心を高める努力を続けていく必要がある。
このような議題の中で、丸亀市では多角的に子育ての環境整備や人づくりに関する施策に向けて、一歩一歩前進している。この進展をさらに広げて行くために、行政と市民が連携し、持続可能な社会づくりに取り組んでいくことが求められる。各部門の連携を強化し、市の施策をしっかりと行っていくことが重要である。