令和6年第4回丸亀市議会では、エアコンの設置支援に関する質問が多く取り上げられた。特に、生活保護世帯における未設置状況は792世帯中97世帯の12.2%に達する。また、エアコン設置費用が高額であり、若い世代にとって大きな負担となっていると課題を指摘された。
高齢者や生活保護世帯にとって、エアコンが無い状況は健康に影響を及ぼし、特に厳しい夏を乗り越えるための支援が求められている。厚生労働省は、特別な事情がある場合に限り生活保護世帯にエアコン設置費用の支給を認めており、自治体によってはエアコンや熱中症対策に経済的支援を行っている事例も見られる。
今後、若者のための奨学金支援なども進めようとしている中で、様々な施策を統合的に、特に生活困窮世帯に向けた支援の強化が期待されている。市長は、すべての施策が一つの総合的な取り組みとして意義をもつとし、生活福祉資金貸付制度の周知とその活用を進める考えを示した。
また、公共工事に関しては、特に城東小学校改築工事に関連する事故を受け安全対策の強化が求められている。工事中の通行者や作業員の安全を最優先し、再発防止に向けた安全管理体制を整備する。丸亀市は、公共工事における安全管理徹底とあわせた地域住民への配慮を強調した。
丸亀市では、今後もエアコンなしでは過ごせない環境での生活防流と安全な公共工事の推進を通じて市民の健康と安全を守る施策を継続することが重要視されている。