令和2年第6回丸亀市議会12月定例会が開催された。
主な内容として、議案に関する質疑が進行した。議員たちは市庁舎新築工事の工期遅延や追加工事費用について様々な疑問を投げかけた。
特に、24番の国方功夫議員は市庁舎の工事遅延に関し、「どうして工事が遅れたのか」と問うた。これに対して、都市整備部長の吉本博之氏は、資材不足や他の大型工事が集中したため、工期が3か月延長せざるを得なかったと答えた。この工程の遅れに加えて、追加工事により約9,600万円の増額が必要となっているとし、費用の内訳を明示することを求めた。
また、議案第96号の「丸亀市一般会計補正予算」には、コロナ対策に関連する補助金や支援事業の内容が含まれている。中谷真裕美議員は、補助金の利用状況や市民活動の活性化を求めた。これに対し、市民生活部長の小山隆史氏は、市民ニーズに基づいて事業の継続を検討する姿勢を見せた。
質疑はさらに続き、議案第96号に含まれる市民提案型コロナ対策補助金についても再度問い質された。この事業は市民から好評を得ており、活動を継続すると予測されると説明された。
最終的に、各議案は所管の常任委員会に付託されることとなり、今後の審議に期待が寄せられている。議会は翌日も続く予定である。
このように、市議会は市民の生活や福祉に密接に関わる重要課題について、活発な議論を展開した。本会議での各議案については、今後の常任委員会での精査や調整が待たれる。